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2016年2月

2016年2月22日 (月)

ついにインド調査です。

ようやく明日から科研調査第1弾の調査です。調査は南インド新石器文化と南インド巨石文化に関わるもので、現地の研究者と共同調査を予定しています。

どんな調査成果があがるでしょうか。あと残り3年の調査・研究を考えると、明日からの調査成果が大きな意味を持ってくることになると思います。最初でがっかりな結果にならないようがんばります。

3月30日の帰国予定です。相当暑いでしょうね。。。

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2016年2月17日 (水)

今週末の発表

バハレーンから無事帰国しましたが、来週からのインド調査までの1週間に仕事が山積みでなかなか休む間もありません。

今週末は早稲田大学で「権力の誕生−儀礼・祭祀からみる古代文明形成の考古学的アプローチ」と題したシンポジウムが開かれます。インダス文明の事例をお話しする予定ですが、インダス文明研究の現状で、「儀礼」も「祭祀」も「権力」もよくわかっていません。

都市社会であることは事実で、都市社会を運営するために何らかの社会的営力が存在したことも確かと思いますが、それがいったいどのような形をとっていたのか? この問いに答えるにはまだまだ多くの研究が必要です。

いくつかの手がかりからインダス文明社会を支えた社会組織についてお話しする予定ですが、なかなか難しそうです。

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2016年2月14日 (日)

無事に調査終了しました。

今年の調査も無事に終了しました。発掘調査のほかに、遺跡の一部とはいえ測量調査も実施し、遺跡の全体像が徐々に明らかになってきました。

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これまでの調査をしているワーディー・アッ=サイル古墳群は、前2200年頃に西のサウディアラビアやヨルダン方面の遊牧民がバハレーン島に進出してきて築いた古墳群の可能性が浮上してきました。問題となるのは、なぜ遊牧民たちがこの小さな島に進出してきて古墳群を築いて自分たちのテリトリーの中に組み込むようになったのかという点です。今後の調査・研究はこの問題を明らかにする方向で進めていくことになりそうです。

一つの仮説としては、前2500年頃に東のオマーン半島を中心にインダス方面やメソポタミアとの交流・交易が活発化してきた中で、移動生活に慣れ親しんだ遊牧民たちが商人として物品のやり取りや運搬を担うようになり、文明世界の中へと組み込まれていくようになった可能性があります。バローチスターン地方やイラン南東部でも遊牧民が商人と化して、地域をつなぐ役割を果たすようになった可能性があり、定住型の農耕民の社会を中心とする文明世界の縁辺部で暮らしていた人々が、各地で文明世界へと参入していくそうしたダイナミックな歴史像が浮かんでくるような気がしています。文明世界の成立・拡大に遊牧民が果たした役割は大きかったのではないかという、従来の個人的な理解を深めていくことができそうです。

来年の調査が楽しみですが、直近に本業のインドの調査が待っています。体力と気力がもつか。ちょっと不安です。

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2016年2月 1日 (月)

バハレーンでの調査

1月13日からバハレーンでの調査に参加しています。昨年に引き続き第2次のワーディー・アッ=サイル古墳群の調査です。前2200年前後の時期の古墳群で、インダス系の遺物が出土してもおかしくないのですが、今のところ特に遺物はなし。残りの日程での作業が楽しみです。

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昨年の今頃はかなり暑くなっていたのですが、今年はかなり肌寒い天候が続いています。強風に吹かれながらの作業で、作業員の人たちともども震え上がっています。今年も作業員の人たちはバングラデシュ出身で、ヒンディー語での共同作業となっています。

調査も佳境に入ってきましたが、作業が進めば進むほど、やりたくなることが増えるというのはいつものこと。朝6:30から13:00までの作業時間の中で、走り回っています。

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